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●2018.06.03

キケ・シネシ ジャパン·ツアー 2018
「小さな音のことづて」米子公演

キケ・シネシ ジャパンツアー「音のことづて」米子公演を気にかけてくださった方々ありがとうございました。

公演翌日キケさんをお見送りした後、体内に沁みわたる感動が熱を帯びて思考回路が完全に停止。何も手がつけられない状態になりました。

新作「小さな音のことづて」の鈴木大介さんによる美しいライナーノーツに「ギターは旅する楽器」という小節がありますが、今回キケさんはアルゼンチンから10弦ガットギター・ロンロコ・ピッコロギター・アコースティックギターの4本と、この来日に合わせて山梨の越前さんに特注された「Echizen Guitars」7弦ギターの5本を携え、本ツアーに望まれました。
2012年の初来日で、音楽をこよなく愛する人々から大きな愛を受け取り、日本が第2の故郷となったキケさんは、今回のツアーへの思い入れは並々ならものがあったようです。

キケさんの奥行きのあるギターは、フォルクローレの香りがそこはかとなく匂い立ち、南米の地に何度も連れて行ってくれるようでした。
卓越した演奏技術に魅了されるだけでなく、その澄んだ澱みない旋律に、美しいアルペジオを爪弾くその音色から滲み出るあたたかさに心動かされずにはいられませんでした。

公演終盤にさしかかる頃に
「気付いていないかもしれませんが、今日の音楽は皆さんと一緒につくりあげたんですよ」
とあたたかい眼差しでオーディエンスに伝えてくれました。静けさと高い集中を保って聴くお客様の姿は感動的で、キケさんは胸に手をあて「今日は僕よりお客様の方が素晴らしかったよ。米子のオーディエンスは深く深く聴いてくれたんだ」と終演後に何度も話してくれました。

サイン会では今まで見たことのないような長蛇の列でした。
笑顔に包まれたその場所でそれぞれが思い描いた景色を伝えてくれたことが嬉しかったそうです。

ご来場いただいたお客様、素敵な音楽を創り上げてくださりありがとうございました。
開演前にその雰囲気に合わせて音楽を選曲してくださったresonance music / bar buenos aires の吉本宏さん、飲食出店してくださったタパタパのダブルキョーコさん、Qホールオーナー野坂ご夫妻、お手伝いしてくださった方々、岡山moderado music岡本方和さん、打ち上げに優しい料理を作って下さったオリーブオイルソムリエの大谷恭代さん、ツアー帯同してくださったresonance music 吉本宏さん・中正美香さん、招聘元インパートメント稲葉昌太さんありがとうございました。
皆さまのお陰で本当に素晴らしい夜になりました。
そしてキケ・シネシさん。小さな町の米子に地球の裏側アルゼンチンから来てくださり、素晴らしい演奏をありがとうございました。